N.N(設計部)
街中を走るトラックに、苦労して設計した部品が
搭載されているのを見て感じる、やりがいとうれしさ。
設計部 設計課主任N.N
工学部機械工学科卒 2010年入社
配属後に身に付けた設計のスキル
就職活動では、大学で研究していた材料の疲労亀裂の実験を仕事に活かしたいと考えて、自動車関連のメーカーを志望していました。トラックなど車両に使われている部品の疲労寿命を検討するための実験を手がけたかったからです。
入社後に配属されたのは設計部ですが、プレス工業では設計から試作、実験による評価までを設計担当が行います。大学では製図の練習をしたくらいで、1から何かを設計した経験はありません。設計部に配属された後に基礎から学んで、設計のスキルを身に付けました。設計の仕事は形になって見えるので、実験とは違う楽しさがあります。自分なりの工夫やアイデアをお客様に提案して、採用された時の喜びと達成感は、設計だからこそ味わえるものです。苦労しながら設計した部品を搭載したトラックが道路を走っているのを見た時のうれしさが、この仕事のやりがいに繋がっています。
トラックを支えるフレーム設計を担当
6年間アクスルの設計を経験した後、2017年からCVフレームを担当しています。フレームの組立にはリベットと溶接の2種類がありますが、CVフレームはリベットを使うタイプです。荷台の下で重量を支えるフレームはトラックの骨格とでもいうべき大きな製品。アクスルをはじめ、お客様から支給されるものなど、たくさんの部品を 取り付けるため、設計には幅広い知識が必要になります。燃料タンクの位置を変える、積載量を増やしたいなど、お客様のご要望にお応えするには、新しい部品や仕様の変更が必要です。フレームにはさまざまな部品が取り付けられているため、簡単には交換できません。お客様への提案も、より優れた機能・性能により付加価値を高める必要があります。
現在の主な業務は、お客様からのご要望に合わせて改良することですが、将来的に車種がフルモデルチェンジする機会に、新しいフレーム設計にチャレンジしたいと考えています。
良い設計のために、現場に足を運ぶ
設計から試作、試験による評価まで同じ部署が担当して、自社内で製品保証を完結できるのがプレス工業の強みです。何か問題が起きた時には、同じ部署の実験担当者に相談すれば解決のヒントを得ることができます。良い設計には、固定概念にとらわれない新しい発想が必要です。だからこそ、経験豊かな上司から若手まで、さまざまな意見に耳を傾ける必要があります。また、私たち設計の仕事は、デスクの上だけで完結するものではありません。できるだけ現場に足を運んで、作業する人たちの苦労を理解するように心がけています。
10年近く設計の仕事を続けてきましたが、まだまだ知識も経験も足りません。お客様にとっても、後輩にとっても、頼りがいのある先輩になるのが私の目標です。そして、現状の働きやすさを一歩進めて、さらに生産性の高い職場環境を作りたいと考えています。
休日の過ごし方
5歳の息子と0歳の娘がいるので、休日はイクメンに徹するか、近場にお出かけして過ごします。この間は家族旅行で白樺湖のホテルに行って、長男の好きなヒーロー番組をテーマにした部屋に泊まりました。もう少し子どもたちが大きくなったら、しまいっぱなしのエレキギターやゴルフ等、個人的な趣味を始めたいと思います。